お知らせ

京都の街並みに思うこと

5月下旬に出張で京都に行く機会があり、そこで感じたことを徒然に綴ります。

京都の落ち着いた空気

京都を車で走ると、どこか落ち着いた空気を感じます。その理由のひとつは、歴史ある建物が今も大切にされ、街の景観に溶け込んでいることかもしれません。築100年以上の建物がそのままの姿で残り、人々の暮らしの中で息づいています。

京都の街並みは統一感があり、高層ビルが少なく、建物の色使いもシックで落ち着いています。派手な色や奇抜なデザインを抑えることで、昔ながらの風景が守られ、訪れる人に穏やかな印象を与えています。景観を守る建築制限があることで、京都ならではの美しさが受け継がれているのだと感じました。

沖縄の首里にも見られる伝統と調和

そんな京都の街並みと共通する趣が、沖縄・首里の風景にも見られます。首里城周辺には昔ながらの石畳が残り、沖縄伝統の赤瓦屋根の建物が並びます。ここでも、高層の建物はほとんどなく、抑えた色使いで、落ち着いた雰囲気が守られています。

古(いにしえ)が暮らしに馴染む街

京都と首里に共通するのは、街全体で歴史や伝統を大切にしながらも、今の暮らしに馴染むように工夫されていることだと感じました。都市が成長する中でも、景観や文化を守ることは、街の魅力を長く引き継ぐために欠かせないのかもしれません。
こうした落ち着いた街並みは、訪れる人に安心感を与え、人々の生活に心穏やかな影響を与えてくれるものではないかと感じます。

京都ではビルの間に築100年以上の商店や家屋が軒を並べながらも、色彩が統一され、落ち着いた景観が守られているところが強く印象に残っています。
首里は戦争で殆どが焼けてしまい、古い建物はわずかですが、新しい建物でも、赤瓦や石垣などを用いることで、首里城の城下町らしい景観づくりが意識されています。
京都と首里、両方とも伝統的な佇まいを残そうとしているところに共通点を感じました。

お問い合わせ・
ご相談はこちらから