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「私の薬まだできませんか??」なぜ待たされる!? – 薬局での待ち時間の背景…Vol.1
💊薬局での待ち時間が長くなる理由とは?
フロンティア薬局では、患者様にできる限り迅速かつ安全にお薬をお渡しできるよう努めています。しかしながら、様々な事情により、お待たせしてしまうことがあります。この回では「医師への疑義照会」と「医薬品供給の困難」についてご説明いたします。

🔍 疑義照会とは?:患者さまの安全確認のための重要な手続き
薬剤師は処方せんを受付けた際に、以下の情報をもとに処方内容の確認を行います
- 服用歴:
現在・過去に服用していた薬の有無
- 副作用歴:
薬や食物によるアレルギーや副作用の有無
- 相互作用:
処方された薬が他の服用中の薬や食物と合わない可能性
- 体質や年齢:
妊娠・授乳、年齢や体重に応じた適切な処方か
疑義照会とは、これらの確認で処方内容に疑問(疑義)が生じた場合、薬剤師が医療機関の医師へ連絡(照会)し、処方の意図や変更の要否について指示を仰ぐことをいいます。
医師の診察の合間に対応するため、どうしてもお時間を頂くことがあり、これが待ち時間の要因の一つとなります。

🚚 医薬品供給困難:必要なお薬が手に入らないケースも
昨今の医薬品供給には以下のような課題があり、お薬の在庫確保が困難な状況が続いています。
- 原材料の供給不足:
国際情勢や物流の問題により原材料の輸入が滞る
- 製造上のトラブル:
工場の不具合や品質管理の問題で製造が一時停止
- 需要の急増:
感染症の流行などにより特定薬の需要が急増し、供給が追いつかない
参考:
厚生労働省医薬品医療機器制度部会資料
日本医師会 医療用医薬品不足の現状と問題点
このような状況で処方されたお薬が在庫切れの場合、医薬品卸への問い合わせや近隣薬局への協力依頼など、お薬をお渡しするための様々な手配や準備を行うため、どうしてもお待たせしまうことになります。
医薬品卸や近隣薬局にも在庫がなく、お薬を確保することができない場合は、在庫があるお薬で代替薬の提案を行うこともあります。代替薬を提案する際も医師の確認(疑義照会)が必要となるため、さらに時間を要します。

⌛️ 薬局での待ち時間を少しでも短縮するために
お薬手帳の持参や問診票の記入など、患者様からの正確な情報提供は疑義照会のスピードアップに貢献します。ご協力いただくことで、よりスムーズな対応が可能となります。

フロンティア薬局では、お一人おひとりの安全と安心のために、丁寧な確認作業と医療機関との連携を行っております。少しでも待ち時間を短くできるよう、日々努めております。
また、お薬の準備を事前に進めることができる、処方せんの事前送信サービスも提供しております。ぜひご活用いただき、スムーズなお受け取りにお役立てください。
処方せん事前送信サービス
◆ フロンティア薬局うちま店・たくし店 ⇒ つながる薬局
◆ フロンティア薬局与儀店 ⇒ CLINICS