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「私の薬まだできませんか??」なぜ待たされる!? – 薬局での待ち時間の背景…Vol.2
💊薬局での待ち時間が長くなる理由とは?
「そろそろかな?」「まだかな?」薬局でお薬を待っている間、そう感じたことはありませんか?フロンティア薬局では、患者さまに少しでも早く、安全にお薬をお渡しできるよう努めています。今回は、なぜお薬ができるまでに時間がかかることがあるのか、その理由のひとつである「調剤業務」について、詳しくご紹介します。

💊処方せんのお薬は”たった一つのオーダーメイド”
医師が一人ひとりの体調や病気に合わせて処方するように、私たち薬剤師もその処方箋に基づき、あなたにぴったりの「オーダーメイド」の薬を準備しています。。
たとえば…
- * 複数のお薬をのみやすく「一包化」する
 
- * 塗り薬(軟膏など)を症状に合わせて調合する
 
- * 複数の粉薬を混合して調製する
 
- * 錠剤を細かく砕いてのみやすい粉薬にする
 
このような調剤業務には正確さと衛生管理が求められ、お薬が出来上がるまでどうしても時間がかかってしまうことがあります。
今回は調剤業務の一例として軟膏の混合手順について詳しく説明します。
お薬の一包化については以下のお知らせ記事で詳しく説明しています
⇒ お薬の一包化ご存知ですか?(うちま店・たくし店)
⇒ お薬の一包化ご存知ですか?(与儀店)
軟膏の混合って、こんなふうにしています
軟膏の調合は、実はほとんどが手作業です。薬剤師がヘラと軟膏板を使い、均一でムラが無いように丹念に混合していきます。
軟膏ヘラ・軟膏板を使用して手作業で混合する手順をお見せします。

軟膏を秤に取り出して正確に計量します

混合する軟膏も同様に正確に計量します

軟膏を全て軟膏板に移し、ヘラを使って何度も練り込み、均一になるまで混ぜ合わせます。
偏りが出ないよう、繰り返し何度も混ぜ合わせるのでどうしてもお時間をいただいてしまいます。

均一に混合された軟膏を、消毒済みの軟膏容器に移します。容器からはみ出さないようにするにはテクニックが必要です。

容器を少し叩いて、内部の空気を抜いたらできあがり。
量や種類が多い場合は、その分お時間がかかってしまいます。
軟膏の混合はまだ手作業が主流ですが、最近では軟膏を自動で混合する調剤機器の開発が進んでおり、フロンティア薬局うちま店では既に導入されております。これにより、調剤にかかる時間が短縮され、患者さまの待ち時間の軽減につながっています。

⌛️ 薬局での待ち時間を少しでも短縮するために
フロンティア薬局では、お一人おひとりの安全と安心のために、正確な調剤業務と衛生管理を心がけながら、調剤の機械化を取り入れるなど少しでも待ち時間を短くできるよう、日々努めております。
また、お薬の準備を事前に進めることができる、処方せんの事前送信サービスも提供しております。ぜひご活用いただき、スムーズなお受け取りにお役立てください。
処方せん事前送信サービス
◆ フロンティア薬局うちま店・たくし店 ⇒ つながる薬局
◆ フロンティア薬局与儀店 ⇒ CLINICS
お薬のことで何かご不明な点がありましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。これからも、患者さまに寄り添える薬局を目指してまいります。
          
軟膏の混合って、こんなふうにしています